ご挨拶
当院は、精神医療のあらゆるニーズに対応可能な機能を持つ総合的で専門的な病院として、精神保健福祉法第19条の7に基づき都道府県に設置が義務付けられている病院で、昭和50年に県立富合病院として開院し、平成9年度から熊本県立こころの医療センターとして運営しています。
当センターでは、民間では対応が困難な患者さんの「セーフティーネット機能」を果たすとともに、患者さんが地域で社会生活を送ることができるよう地域生活支援の充実や、児童・思春期医療といった政策的・先導的医療にも重点的に取り組んでいます。
また、新型コロナウイルス感染症の発生当初から、精神科専門の対応が必要なコロナ患者の方々の入院受入れを積極的に進め、重点医療機関としての役割を果たしてまいりました。
本年5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが2類相当から季節性インフルエンザが分類されている5類に変更されることを踏まえ、感染状況を確認しながら、当センターのグラウンドや体育館などの設備を活用した地域貢献への取り組みも再開していきたいと考えています。
これからも、県民の皆様のニーズに耳を傾けながら、皆様に必要とされる病院づくりに努めて参ります。
病院事業管理者(病院局長) 竹内 信義
基本理念
1.熊本県精神科医療の中核機能を有する短期治療型の病院を目指します。
2.政策的医療を中心とした高度医療サービスを提供する病院を目指します。
3.利用者の人権に配慮したアメニティに富んだ病院を目指します。
4.地域とのつながりを持った開放的な明るい病院を目指します 。
運営理念
1. 県民のための精神科医療機関としての使命を果たします。
2. 患者様の権利を擁護し、患者様との相互協力のもと、安心できる医療を実現します。
3. 職員一人ひとりが自己研鑽に努め、お互いの専門性と役割を尊重し、チーム医療の推進を図ります。
4. 患者様の視点に立ちながら、徹底した医療の安全管理に努めます。
5. 全員参加の経営により、安定した経営基盤を持つ病院づくりに努めます。